クラフター達の戦い

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それはこんなある日の会話から始まったのだ。

「青貨集めるのって大変だね~」

「うむ、にけさん青貨やってるんだ?」

「うむ~とりあえずギャザラーで青貨集めて、それでクラフターの装備を交換しようと思って」

「んん?ギャザとクラの青貨は別物だよ?」

「え?」

最近になってクラフターを触り始めたニケは知らなかったのだ。

ギャザラーとクラフターの蒐集品報酬でもらえるスクリップに違いがある事を…。

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「そんな…ギャザで青貨や赤貨を集めて裁縫師の装備を手に入れると言う夢が…」

「裁縫師やりたいんだ?」

「うん、色々服とか作ってみたいんだよね。ただリーヴでレベル上げようにもHQ品が作れなくて…」

「ふむ…ちょっとマケに行こう」

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「にけさんの今の装備は…ふむふむなるほど」

「最近上げ始めたからところどころまだIL低いんだよねw」

「足りないところはそことそこか……よし、作りましょう」

「!!? いいの!?」

「おうよ」

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さーしゃさんの素晴らしい技で縫い上げられていく洋服達。

完成した物はどれもこれもHQ品ばかりだ。

しかもわざわざ裁縫師の主道具まで作ってくれる優しさ。

「おおぉぉぉお!!ありがとー!!!」

本当に嬉しかった、装備を作って貰えたこともそうだが、何より僕の為にやってあげるよ!と言ってくれたその気持ちが嬉しかったのだ。

しかしこの時の僕はまだどうしてさーしゃさんが装備を作ってくれたのか、その理由まで察することは出来なかった。

「しかしあれだな、クラやるのならば木工は50にしておいた方が便利だな」

「おぉ、そうなんだ?」

「うむ、木工50で取れるビエルゴの祝福がとても役立つのだ」

「ふむふむ」

その後もさーしゃさんは僕に取っておくと便利なスキルを色々と教えてくれた。

その中で僕が習得してないのはさっきも教えてもらったビエルゴの祝福だけのようであった。

僕の木工のレベルを確認したさーしゃさんは一呼吸おいてこう言った。

「あのさ、にけさんさえ良ければ今から木工のレベル上げしてみる?」

「おぉ…!でもこんな遅い時間から大丈夫?」

「うむ、恐らくレベル50にするのにそんなに時間はかからないはず」

僕は何事もゆっくり進行する癖があるのでここで申し出を断ってしまうと木工のレベル50は遥か先になるだろう。

ただでさえ前に書いた「竜騎士のレベル上げてます!」みたいな記事から時間が経ったにもかかわらず竜騎士のレベルは未だほとんど上がっていないのだから…。

「お願いしてもいいかな?」

「おう!」

深夜2時だったか3時だったか……クラフター達の戦いが始まったのだ。

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「リーヴ用の○○作ります。素材は~なので必要経験値を計算していくつ作れば良いか教えてください」

「了解です!!必要経験値は○○だから、リーヴ用のアイテムは30個くらいです!」

「おk」


-10分後-


「……さーしゃさん」

「んん?」

「もしかして作って貰える装備って全部HQで頂けたりするの?」

「うむ、もちろん」

「素材…必要個数の2倍買っちゃいました…」

「wwwwwwww」

特に深く考えもせずNQの分で経験値を計算してしまったニケ。

さすがに深夜、こう言った思い違いや失敗は少なからずあるものだ。

ニケは気を取り直してさーしゃさんに新しく指定してもらった装備を作る素材をマーケットに買いに行った。


-10分後-


「……さーしゃさん」

「んん?」

「さっき教えてもらった装備を作る素材なんだけど…」

「うん」

「2倍の個数買っちゃった…」

「wwwwwww」

深夜の作業はあまり回転していない頭にそこそこのダメージを与えているようだった。


しかしさーしゃさんが作ってくれたHQアイテムのお陰でニケの木工のレベルはぐんぐんと伸びていった。

そしてレベルは遂に49!

残り経験値もあと僅かと言うところでリーヴ用のアイテムはそこを尽いてしまった。

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そんな時にさーしゃさんから手渡される加工用の素材。

そう、さっきにけちゃんが買い過ぎてしまった素材達だ。

「それを使って経験値を稼ぐんだ!」

「やってやるぜーー!!」

深夜と言うのにも関わらず2人のクラフターのテンションは上がっていく。

後少し、後少し目標のレベル50だ…!!

しかしさすがにレベルの低い素材では入る経験値も少なく、どう頑張っても経験値が足りない。

ここまでか…そう思った時だった。

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ここにきてひょっこりとその存在を主張する攻略手帳。

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この経験値に報酬分が入ればレベルアップはもう目前だ!!

持っている素材だけでなんとかなるか!?







しかしレベル50の壁は厚かった。

この深い夜を戦い抜いたクラフター2人をあざ笑うかのように経験値は後僅かだが及ばなかった。

正直言ってしまえばこの辺りで素材を採ってきてそれで何かを作ればレベルは簡単に上がるだろう。

でもそういうんじゃない。

僕達は自分たちで計算した素材分、そして偶然にも買い過ぎてしまった素材でレベルを上げたかったのだ。











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「これを作る素材だけ余ってるぞ!」

「!!!」

まだ買い過ぎた素材は余っていた。

もちろんある程度はもともとさーしゃさんが持っていた素材などを含めてだ。

僕はその素材を使って順調にオークパッテンを作り上げていった。

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「…きました」

「よし、決めてやれ!!」

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「うぉぉぉぉおおおお!!!」

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かつて、これ程までにクラフターで盛り上がった事があっただろうか。

こんなにも嬉しく、綺麗に輝くレベルアップを見るのはもしかしたら初めてかもしれない。

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「やったぁぁあああ!!」

「イエーイ!!」

かくしてニケのレベルは50になった。

ちなみに最後まで粘りに粘って製作だけでレベルを上げたんですが、実はリーヴ用のHQアイテムをさーしゃさんから1つだけ預かっていました。

それを納品してしまえば簡単にレベルは上がったんですが、ここまで来てそれは野暮ってもんです。

ギリギリにはなってしまいましたが、お陰で熱い展開になってくれました。

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しかしどうしても分からない事が1つだけありました。

それは何故手伝ってくれたのか?

時間があったから、友達だから。

色々理由はあると思いますが、どうしても僕はその色々が何だったのか知りたかったのです。


「本当にありがとうね!でもなんで手伝ってくれたの?」

「ん?だってにけさんがクラ出来るようになったら嬉しいじゃん」


それはささやかな事。

後々何かを手伝ってもらいたいから、今回の事を何かで返してもらいたいから。

そんな理由は一切ないのです。

ただただ一緒にクラフターをやれたら楽しいから。

そう言ってもらえた時に僕は気付きました。

あぁ僕はクラフターのレベルを効率よく上げてたんじゃなくて、さーしゃさんと一緒に"遊んでた"んだなって。



さーしゃさんと前にゲームについて話した時さーしゃさんはこんな事を言ってました。

「ゲームは遊びだろ?だったら全力で遊ばないと!」

所詮遊び、所詮ゲームとどこか手を抜くのではなく全力で遊ぶ。

この日はそんな大切な事を噛みしめる一日になりました。


まだまだ未熟なクラフターの僕ですが、今日感じた事を忘れない為にも、そして全力遊ぶ楽しさを他の人に広める為にもこれから頑張ってクラフターでも遊びたいと思います!


レベル上げ手伝ってくれてありがとうね!!



つづく。
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