おじいちゃんは初めてのIDに挑んだ

おじいちゃんが竜騎士になる話 ロゴ

【おじいちゃんが竜騎士になる話のルール】

・レベルを上げる手段は問わない、ただしその時点で挑戦できるIDには必ず1度挑戦する事。(ハードID、レベル50以上のIDは含まない)

・フレンドの力を極力借りない事。これはフレンドにID周回に付き合ってもらったり、装備をもらったりするのを防ぐため。

・そしてなによりおじいちゃんで生きている時はおじいちゃんぽい言葉遣いにする事。

・レベル50になって竜騎士のAFを装備出来たらゴール。


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「それでの、~が~で…」

「なるほどのう」

「もっと言うと~なんかは~だったりでなぁ!」

「はっはっは!!そうじゃなぁ!」

「そう言えば~は~らしいのう」

「それは知らなんだなぁ」





-1時間後-





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「そうそう!そう言えばな…」

「ええ加減IDに行かんかい」

「ハイ」

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あまりの緊張からおじいちゃんの足はIDから遠ざかっていた。

しかしジャンプマン、孫の為、話し相手に裏切られる。

そんな大切な事を思い出し、また仲良くなれると思っていた爺さんに裏切らたので渋々さしたしゃ浸食洞に入っていったのだが…。

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♪ピコンピコンピコンピコン♪

「おじいちゃんロールプレイをしている者じゃよろしくお願いしますぞ!」

緊張からかみんなに自己紹介をする為に作っていたマクロは未完成。

チャットの設定から自分のPTチャットで音が鳴るようにしていたのですさまじい速さで効果音を鳴らしながら自己紹介をこなすおじいちゃん。

恐らく喋りきるのに1秒とかかっていない。

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少しの間が空いてから「よろしく」「よろしくです~^^」「よろしくです」との挨拶が飛んできた。

もうこれは確実になんだこいつ、と思われたに違いない。

おじいちゃんはへこんだ。

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もう色々恥ずかしくておじいちゃんは終始黙りっぱなしだった。

ここまででやった事と言えばギミックを解く仕掛けの色を「青色じゃ…!」とぼそっと呟いたくらいだけだ。

このまま会話を交わすことなくIDが進むのだろうか…。

そう思った時だった!

ピコン♪というチャットで発言した音が鳴った。

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フラッシュ


ピコン♪


フラッシュ使って下さい


ピコン♪


タンクフラッシュ使って下さい


ピコン♪

ピコン♪


フラッシュ

フラッシュ







正直おじいちゃんの頭がフラッシュしそうだった。

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ガッツポーズを取ってはいるもののこれはから元気。

おじいちゃんの勇気はすっかりしぼんでしまった。

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「なんか~あれじゃのう…」

「んん?」

「思うてたのと…違うのう…」

「そうじゃなぁ…IDの最大の敵はモンスターではなくコミュニケーションと言う冒険者同士でのやり取りだからのう」

「うむ…」

「まぁ誰が悪かった訳でもない。ただ間が悪かった、そういうことじゃろうて」

「そんなもんかのう…」

「怖くなってしまうのは分かる、じゃがここで立ち止まてしまっては次には進めんぞ…?」

そう言葉を掛けられたおじいちゃんの頭に孫の顔とジャンプマンがよぎった。

どうして自分がここに立っているのか、何故IDという危険な場所に挑んでいるのか?

自分の為だけじゃない、愛する孫の為でもあるのだ。

ここで恐れていては何も始まらない。

それどころかこれから出会うかもしれない楽しい出会いをも手放すことになってしまう。

おじいちゃんは持ち直した。

さっきしぼんだ勇気がぐんぐんと湧き上がってくるのを感じる。

いける!

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おじいちゃんは次のIDであるタムタラの墓所に入っていた。

「おじいちゃんロールプレイをしている者じゃ」

「よろしくお願いしますぞ!」


今度はちゃんと言えた!

PTメンバーは一瞬固まったもののすぐに挨拶を返してくれた。

しかしやはり緊張が吹き飛ぶ事はなくおじいちゃんはまた終始無言を貫きかけた。

そんな時に転機が起こった。

バシューン!!と言う小気味良い音ともにおじいちゃんが光に包まれた。

そう、レベルアップだ!

おじいちゃんはこの機を逃すまいと声を張り上げて叫んだ!

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「レベルアップじゃ~~~!!!」

正直こんな事を大声で叫んで主張していいのか分からない。

わかりましたなんて返ってこようものならおじいちゃんのハートはいちころだ。

さぁ……どうなる!?





















L・Lは拍手した。

H・Kはおじいちゃんを称賛した。

L・Hは称賛した。


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「いやったぁぁぁぁああ!!!」

そこからは和気あいあいとIDを進んでいきあっという間にクリアに至ったおじいちゃん。

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「HAHAHAHA~~~!!!IDって楽勝じゃの~~!!」

臆病風に吹かれていたのが嘘のようである。

しかしそれだけPTメンバーと意思疎通が出来るのが楽しいと言ったところでもあるか。

順序はどうあれおじいちゃんは仲間と一緒に冒険する楽しみを知ったのだ。

マンドラゴラと言う世界におじいちゃんの存在が定着するのはそう遠い日の事ではないのかもしれない。



つづく。


【にけの気持ち】

「おじいちゃんが竜騎士になる話」を読んで下さりありがとうございます!

今回はおじいちゃんでの初ID参加ということもあり、尋常じゃないくらい緊張しましたw

サスタシャ浸食洞での出来事ですが誰が悪いとかではなく誰にでも起こりうることです。

ましてや1番最初のIDです。

不慣れな人や自分が何をすればいいのか分からない人だらけでしょう。

でもそんな人達にも出来ればオンラインゲームが楽しい事を知ってほしい、そんな一心でサスタシャでの出来事、そこから繋がるタムタラの出来事を書きました。

まだまだ自己紹介マクロを暴発させるほどド緊張してる僕ですが、今後とも温かく見守ってもらえれば幸いです!
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