おじいちゃんは駆け抜けた(番外編)

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「人生は意外と短い。気が付くともうじじいじゃ」

「そうでございますなぁ」

「ただでさえ短く感じる大人の時間を生き急ぐかのように走り抜ける、果たしてこれは正しい事なのかわしは迷ってしまうよ」

「そうでございますなぁ」

「急がば回れ。急いでいる時こそゆっくりと周りを見て確実に歩を進める事こそが一番楽しく生きていけるのではなかろうかのぉ」

「お言葉を返すようで大変恐縮なのですが…」

「おぉ?」

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「そのたまごに関しては急いで届けた方が良いのではと思いますぞ」

「ハイ」

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わしは旅をしておる。

それは孫の為でもあり自分の為でもある。

わしは孫に嘘をついてしまったのじゃ。

「じゃんぷまん」そう呼ばれているキャラクターに孫を取られたような気がしてやきもちを妬いてしまった。

そしてなんとはなしに言ってしまったのじゃ「わしも昔はじゃんぷまんだったんじゃ」と…。

当然孫は喜んだ。わしは嬉しかった、孫に好かれるおじいちゃんでいれたと。

しかし後日孫から届いた手紙には早くじゃんぷまんの格好をしたわしの姿が見たいと書いてあったのじゃ。

大好きな孫を騙すような真似は出来ない、そう思ったわしは冒険者になりじゃんぷまんの情報を求めて旅をしておるのじゃ。

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冒険者は大変じゃ。

全てを自分で選んで戦い抜かねばならない。諦めてはならない。

それは皆が歩む人生の様でもある。

何ごとも諦めたらお終いじゃ。

今この街を走り回っているのもこの年になってもシーズナルイベントをやってやるぞ!という諦めない強い意志を鍛える為じゃ。

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わしが追いかけるたまごはとてつもなく速い。

時速80km位で街を爆走しておる。

しかし諦めたらいかんのじゃ!ここで諦めるようでは到底じゃんぷまん等にはなれはせん。

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孫よ、じいじは駆ける。

足に乳酸がたまってかなりしんどくなってきたが駆ける。










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すまん、やっぱり追いかけるのは無理じゃった。

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あ、じいちゃん良い事考えた。

長く生きてるから良い事思いついちゃったんじゃ。

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…。

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…。

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…!

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…きた!

わし天才かもしれん。

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孫よ、じいじは再び駆ける。

もう諦めないし嘘もつかない。

大人はすごいんじゃってところを証明してみせる。

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おかしい。

たまごに集まる人だかりの中に孫がいる様に見える。

よく似た子かのう…?

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孫じゃった。

「あ、おじいちゃんだ!」

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「おじいちゃん、ジャンプマンのよろい見つかったー?後なんでそんなところにかくれてるのー?」

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「ももももももう少し待ってもらってもいいかのー!ほほほほほ本当に後少しじゃからなー!」

「うん、待ってるー!」

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わしはまた1つ嘘をついた。

さっき決意してすぐやってしもうた。

早くじゃんぷまんの鎧を手に入れねばならん、そう改めて強く想った。



つづく。
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