僕たちは努力した

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FF14には様々なコンテンツがある。

バトルコンテンツ、制作、ハウジング、ゴールドソーサー、財宝が隠された地図。

更にバトルコンテンツと一口に言ってもその項目は多岐にわたる。

ID、FATE、リーヴ、討伐・討滅戦、レイド、アライアンスレイド、ディープダンジョンなどなど…。

その中でもエンドコンテンツと呼ばれる言わば腕試し用のコンテンツがある。

極、零式、絶なんて名前が付くコンテンツだ。

FF14には様々なコンテンツがある。

その中にあるエンドコンテンツは必ずしもゲームを進める上でクリアしなければならない物ではない。

そしてこの世界で遊ぶために必ずしもクリアしなければいけない物でもない。

それでも僕達がこのコンテンツに挑むのは、その先にある喜びを仲間と共に噛み締めたいからなのかもしれない。

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1月17日。

この日何の気なしにみんなで挑戦した極女神ソフィア討滅戦。

本当は人数が揃えば久しぶりに極魔神セフィロト討滅戦に行く予定だった。

けれでもさまほりのアクティブメンバーは平均6人ほど。

何か他にやりたいことがあって他のコンテンツで遊んでいる場合は4人ほどしかフリーなメンバーがいないこともよくあること。

いくら制限解除が出来るようになったとは言え、3.X時代のコンテンツをたった4人でクリアするにはある程度の腕とギミック理解が必要になる。

また、コンテンツによっては4人だけではギミックの関係上攻略不可に等しいものもある。

この日フリーなメンバーは5人だった。

この人数でこの間7人でクリアした極魔神セフィロトに行くのはあまりにも無謀すぎると判断した僕は、5人でこうさんとえうりーさんの女神ソフィアの極コンテンツ開放をしませんかと提案した。

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さすがに極ではないノーマルの方のソフィアは制限解除で5人もいれば楽々クリア。

お陰で2人の極コンテンツも開放できたので試しに行ってみようか!となったのが事の始まりだった。

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この時ぱるさんは極ソフィア挑戦前に予定があったので極コンテンツに挑むのはすず、えうりー、こう、にけの4名だった。

極コンテンツに4人での挑戦だ、正直クリアする気はほとんどなかった。

やっぱり極は難しいねーwなんて言いながら4人で遊べたらいいやと思っていた。

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しかしここで思いもよらない事が起きた。

僕が思っていた以上に4人が健闘したのである。

なんならこのまま練習を重ねたらこの4人でもクリア出来るんじゃないか?と思うほどよく戦った。

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その後「こうさん寝落ち事件」が発生して僕たちの極ソフィアへの挑戦は少し日が空いてしまう訳だが、実は僕はこの時相当悔しかった。

極セフィロトの様に4人じゃクリアできないでしょーwと高をくくっていればこの悔しさは感じなかったに違いない。

だけど極ソフィアは違った。

もしかするともしかしそうな予感があった。

そしてこういう時の僕の予感はよく当たる。

だからこそ仕方がなかったとは言え挑戦出来なかったことに大きな悔しさを感じた。

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そして1月20日。

この日はわりと早い時間にこの間の4人全員が揃ったので19日の夜から20日の深夜にかけて極ソフィアに挑むことが出来た。

この時も攻略の仕方は同じ。

解説は進んだフェーズまで、それより後は一切解説しない。

仮に次の戦闘でそのフェーズの先まで進むことがあるかもしれない。

その時にそのフェーズのギミックを知っていれば一気にクリア!なんてこともあるだろう。

だけど僕はそう言った攻略法は取らない。

つまづいた先にある壁の事を話してもその壁の前にたどり着くまでは”その壁”というのは結局想像の中のものでしかない。

壁のことばかり気にしてさっきつまづいたところでまたつまづいたのでは意味がない。

地味なように思えるがこのつまづいたところで次はつまづかないようにする、というのはゲームでも仕事でもとても重要な事なのだ。

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そしてその成果は早くも出た。

1つずつ地道に、だけど確実にギミックを抑えていく4人。

ソフィアのHPがじりじりと減っていきコンテンツクリアが近付く。

後少し!後一撃!

ソフィアの残りHPが2%に迫る。

行ける!勝てる!遂に僕たちの努力が報われる!

そう、思ったときだった。

僕たち4人を取り囲む黒色の輪っか。

本来であれば白と黒の輪っかが出て、異なる色同士で重なることでギミック処理可能な輪っか。

その色が全て黒なのだ。

それは時間切れを表していた。

戦闘開始後およそ11分、ソフィアの残り体力は1%。

僕たちは全滅した。

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その後はもう駄目だった。

先程のように1%に迫ることはなかった。

おそらくさっきの戦闘で集中力を使い切ってしまったのだろう。

加えてもう時間も遅くなっていたのでこの日の挑戦はここでお開きとなった。

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ハウスの前に戻ってきてみんなでお疲れ様を言ってぽつぽつとメンバーがログアウトしていく。

すずちゃんがログアウトする前にえうりーさんに「えうりーさん、この技は使えてる?」と聞いていた。

普段戦闘のことに口をほとんど出さないすずちゃんが自分から相手にそんな質問をするのは珍しいなと思ったのをよく覚えている。

思えばこの頃から4人の気持ちは同じだったのかもしれない。

後一歩足りなくて勝てなかったことが、悔しかったんだ。

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すずちゃんがログアウトした後、僕もさっきの戦いに思うことがあったのでえうりーさんと少しお話した。

いつもより踏み込んだ真剣な話。

エンドコンテンツをクリアしなくてもこのゲームは楽しく遊べるように作られている。

そのクリアしなくてもいいものをあえてクリアするにはどうすればいいか。

僕はこの日、この3年半で一度も口にしなかったことをえうりーさんに伝えた。

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FCさまほりはみんなが楽しく遊べるように存在しているFCだ。

そこにみんな魅力を感じて集まってくれている。

だからこそエンドコンテンツに行かないメンバーも多い。

今回極ソフィアに挑んだ4人が正しくそうだった。

だからもしかしたら…極コンテンツに挑むということは、「僕たちがスタートする」という事はこのFCにはあまり必要じゃなかったのかもしれない。

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けれども次の日も僕たちは極女神ソフィアに挑んでいた。

ゲームで遊ぶ上ではクリアの必要がないコンテンツをクリアするために集まっていた。

惰性でも日課でもなかった。

「がんばる、まけない!」

と言ったえうりーさんから、いやこの場にいる4人から確かな決意を僕は感じていた。

この前感じた「もしかしたらもしかする」という予感はもう僕の中にはなかった。

代わりに感じたのは「この4人はこの戦いに勝つ」と言うとても強い確信だった。

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戦闘が得意ではない僕たちがここまで来れたのはただ仲が良いだけだからではなかった。

努力をした。

フェーズごとのギミックを覚えた、クリアに必要なロールを集めた、残り1%足りなかった火力は料理を食べて上昇させた。

間違いなく僕たちは努力をした。

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2018年1月21日、僕たちは極女神ソフィアを討滅した。

驚くべきことにこの戦いで戦闘不能になった者は誰もいなかった。

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僕たちの世界には登らなくてもいい山が数多くある。

遠くから景色の一部として眺めているだけでもいいものだ。

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それでもその山に登るのは。

登らなくても、眺めているだけでも生きていける山にあえて挑戦するのは。

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その頂から望む景色をこうしてみんなと一緒に見たいからなのかもしれない。

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僕たちはスタートした、そして努力をした。

この先に待つまだ見ぬ景色を、僕はみんなともっと見てみたくなった。



つづく。
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