その想い覚えている

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追想:過去を思い出してしのぶこと。

しのぶ:過去や遠くの人・所を恋い慕う。

これは今は閉じたエミルクロニクルオンラインを恋い慕う物語である。

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エミル・クロニクル・オンライン、略してECO。

僕がこの世界に訪れたのは夏真っ盛りの7月終わり。

この世界が閉じるおよそひと月前のことだった。

前々から遊びたいけど同時に複数のオンラインゲームで遊ぶのは無理があるよなぁと思っていた時に発表されたECOサービス終了。

この時はECOでまだ遊んでもいなかった僕だけどたしかに大きな衝撃を受けた。

そうしてそれとほぼ同時に思った、この世界に行かなければ!と。

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紆余曲折ありながらようやくたどり着いたECOの世界。

可愛いキャラクター、すさまじい数の家具や衣装、そしてハートフルな世界観。

この時遊んでいたFF14とは全く違った、世界。

初めは体験してみたかったから訪れたこの世界。

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その旅路で思い出した昔の記憶。

そしてその”昔”にはまだ出会ってすらいなかった大切な人達との冒険。

少しずつこの世界に慣れていき、思い出が増えていき、ECOが僕のもう1つの故郷になるのに時間はかからなかった。

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僕は泣いた。

悲しいからではない。

この世界に溢れる心優しい物語に触れて泣いた。

そしてこの世界でしか出会えなかった人達との出会いに感動して泣いた。

気持ちが晴れるような清々しい涙を流したのはいつぶりだったか、僕はこの世界が大好きになった。

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お別れの時が来た。

この日を最後にECOの世界に行くことは出来なくなる。

最後まで別れ難くてやっぱりとっても寂しかった。

だけどここで繋いだ想いは何があろうと消えない。

何度忘れたって、必ず思い出す。

僕はアルカードがくれた言葉を何度も頭の中で繰り返し、自分に約束をして、みんなとこの閉じる世界にお別れをした。

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そうして僕はFF14の世界に帰っていった。

少しの間気持ちが空っぽになったりもしたけど徐々に日常に戻っていった。

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それから5ヶ月ほど過ぎたついこの間、ECOの世界にも共に向かってくれたえうりーさんから1通のモグレターが届いた。

そう言えばえうりーさんはここのところ時間を見つけてはずっとアパルトメントの改装をしていた。

完成したらお知らせするって言ってたから多分このレターがそうなんだろう。

なにやらすずちゃんにもアドバイスをもらったりしていたようで、我がFC随一のハウジングチームが組んでのアパルトメントの内装とはどんな物なのか、実はすごく期待していた。

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レターを開いて読んでみるとそこには少し不思議な事が書いてあった。

何故かドレスコードが設けられているのだ。

これから高級レストランに行くわけではないのにドレスコード?あ、いや内装が高級レストランなのかもしれない。
それならドレスコードがあるのは頷ける。

だけどドレスコードの内容はレターに添えられた衣装着用と髪を二つ結びにしてお越しくださいというもの。

衣装を見る感じだと高級レストランに向かうって感じでもなかったし、僕は?マークを頭の中に抱えたままえうりーさんのアパルトメントへと向かった。

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あの日あの時を再現しました。
あの日の恰好でおいでください。


あの日あの時…?

一体どのあの日とあの時だろうか。

そう考え込んでしまうくらい僕とえうりーさんにはもうたくさんのあの日あの時がある。

衣装が添えられていたのはあの日の恰好でこの部屋に入ってもらうため…。

僕はえうりーさんの個室に入る前にさっきもらった衣装に着替えてみた。

おかしい……FF14で僕がこんな恰好をした覚えがない…。

やばい、もしかしたら大切な何かを僕は忘れてしまっているのだろうか…。

そう思いながらえうりーさんの個室へと僕は入っていった。

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中に入るとそこにはえうりーさんとすずちゃんが。

なんだか2人とも見慣れない恰好だ。

もしかして何かのヒントなんだろうか?

僕がそう思っていると2人が僕に言った。

「この部屋の内装に見覚えはありませんか?」

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ぶっちゃけ覚えはなかった。

単純に開放感があって自然も溢れてて素敵な部屋だなーとしか思っていなかった。

だけど「見覚えはないか」と聞かれている。

僕は少なくともこの景色を見たことがあるらしい。

どこだ…いつだ…しかもこの恰好……。

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たしかにそう言われて改めてこの部屋の内装を見てみると何か頭に引っかかるものはある。

どこかで見たことがある気はしてきた、だけどどこの何なのかが分からない。

だけど記憶をしまっている書架に収められた本がカタカタと揺れて何かを僕に思い出させようとしているのが分かる。

あと少しで何かを思い出せそう…。

それにしてもこう見るとやけに不自然な所に操舵輪がおいてあるなぁ、これ外に出る時に邪魔になるんじゃないだろうか…。




………。









……。











…待って、今自分でなんて言った…?


外に出るための操舵輪?

それで地面が庭のような緑?

3人しかいないのに中央付近に4つのうどん?


あっ!!

この部屋…あの日あの時、








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みんなでECOの最後の時を過ごした僕の飛空庭だ…。






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えうりーさん「ご名答おおおおおおおおおおおおお!!!」

すずちゃん「おおおお!!」

気付いた瞬間僕の鼻にツンとした感覚が走った。

気持ちが晴れるような清々しい涙を流した時と同じ感覚。

涙こそ流れなかったものの、あの時と同じ気持ちになった。

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この部屋を作るのにえうりーさんは一体どれほど時間をかけてうんうんと悩んでくれただろうか。

みんなで登ったあの大きなやぐら。

カレーとラーメンどっちが食べたい?って聞いたらみんなラーメンって言うもんだから自分が食べる分もラーメンにしてテーブルに4つ並べたんだ。

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アイテムを少し入れて置けるタンスとその上の本。

キノコで作ったテーブルの出来だって大したもんだ。

えうりーさんが腰掛けてるのは井戸が置いてあったところだね。

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あの日確かにECOという世界は終りを迎えた。

もうログイン出来ないのが何よりの証拠だ。

だから寂しかったし、喪失感を味わった。

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だけど違った。

僕たちのECOはエミル・クロニクル・オンラインは終わってなんていなかった。

ずっと大切な想いとして心のなかにしまわれていた。

あの世界で紡いだ思い出、絆、出会い。

僕は確かにその想いを覚えている。

だからこそ思い出せた。

忘れたって何度でも思い出せた。

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レターに添えられてた衣装はあの日の衣装だったんだね。

そりゃFF14で着た覚えがないはずだw

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ありがとう。
本当にありがとう、すごく嬉しいよ。


僕はこれ以上感謝を伝えられる言葉を知らないんだw

だから何度でも言うよ、ありがとう。

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僕は今までブログを通してゲームやオンラインゲームの良さを伝えて、まだそうは思っていない人達にも『ゲームって良いものなんだな』って感じてもらえるような記事を書けたらって思ってたけど、もしかしたらその必要はないのかもしれない。

僕が経験したことをただただ伝えていけば、その想いを必要としてくれてる誰かには必ず届くんじゃないだろうか?

ゲームの良さを伝えるのも大切だけど、そうやって想いを繋げていくことが一番大切なことなのかもしれない。

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恥ずかしい言葉が並んでてちょっとこそばゆいかもしれないけど我慢してね?w

僕はこの部屋で、この飛空庭で本当にそう思ったんだからw

ありがとう、ほんとにありがとう。

僕はこの想いも忘れません。

何度忘れたって必ず思い出すよ。



つづく。
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コメント

No title

素敵な記事にしてくれてありがとー!
ぶっちゃけ見覚えがないところでめっちゃ笑ったw
んでも、喜んでくれてがんばった甲斐があったし、作ってて私も楽しかった!

今更ながら思うのは、あの時カレーを選ばなくて本当に良かったっていう…w

2018/02/02 (Fri) 20:35 | えうりー #- | URL | 編集
えうりーさんへ

僕の方こそ素敵な飛空庭をありがとう!!
「見たことない?」って言われるまでは単純に開放感のある部屋だなぁとしか思ってなくて、そのお陰か閃いたときは「うわあああああああああ!!!」ってなったw
ほんとにほんとにありがとう。

たしかにカレーを選んでたらご飯の再現が難しいよねw
オムライスとかが置かれてたのかもしれないw

えうりーさんが内装を変えるまではあの飛空庭として使わせていただきます!

2018/02/02 (Fri) 21:33 | にけ #- | URL | 編集
はじめまして

FF14アンテナ廻ってるときに、ふと何だか聞き覚えのある表題が見えたため思わずお邪魔しました。

ページを開いたとたんに、各地を駆け巡った記憶が一気にフラッシュバックしてきて泣きそうになりました。
もう何年も前に病んでた時の心のよりどころになっていた場所で。
今も続くかけがえのないフレンドとの縁を結べた世界で。
最後の日に、リングのみんなでこれからどうしようかと悩みながら閉じていった物語。

もう一度、思い出させてくださってありがとうございました。


追伸:とある着せ替えサイトさんで自キャラの再現&庭(内装)散策&メンバーとチャットができたりします。

2018/02/03 (Sat) 13:40 | アップタウンの光の戦士 #2KLS3XHY | URL | 編集
アップタウンの光の戦士さんへ

「だってにけだもん」にようこそ!
コメントありがとうございます!

僕がECOで遊んでいた時間はほんの僅かでしたが、可愛くて暖かい世界で素敵な思い出をたくさん作ることが出来ました。
そんな想いがアップタウンの光の戦士さんにも届いたのかな、と思うとすごく幸せです。
ちなみに僕は書きながら泣きそうになり、「その想い覚えている」を口ずさむ度にあの頃の冒険を思い出してはたまにぽろっと泣いたりしてますw

大切な思い出をもう一度思い出すきっかけをこの記事が作れたことは本当にブロガー冥利につきます。
今日までブログを書いてきて良かったと思うと同時に、改めてまた自分の想いを書いていこうと思いました。
本当にありがとうございます。



とある着せ替えサイトさんの情報ありがとうございます!
実は僕も最近そのサイトを発見して、当時のキャラクターを再現しては感動してました。
庭の再現や散策、メンバーとのチャットが出来るのは知らなかったので今度やってみたいと思います。
教えてくださってありがとうございました!

2018/02/04 (Sun) 14:02 | にけ #- | URL | 編集

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