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冒険はどこまでだって続いていく

冒険はどこまでだって続いていく01

僕はこの世界《オンラインゲーム》が好きだ。

PCを立ち上げてメテオのアイコンをクリックする。

パスワードを打ち込んで少しすると見慣れたロード画面と聞きなれたBGM。

少し遅れて「にけさんこんばんは!」とみんなが声をかけてくれる。

あぁ、今日も僕はエオアルゼアに、みんながいる世界にやってきたんだなぁとしみじみ思う。

実生活が忙しく、仕事とは別にやらなければいけないこともそこそこあるので最近はログインできる頻度が減ってしまった。

アプリとかでランキング上位を目指しているようなチームだったらとっくの昔に僕の名前はなくなっているだろうw

だけどここはそうじゃない。

家だ。

冒険はどこまでだって続いていく02

帰ればそこにみんながいる。

変わらず挨拶を交わして一緒に語り合える仲間たち。

とても幸せだ。

昔、大切なブログ友達がブログを一旦終えるのを記事にしたことがある。

その時僕は記事内で例えその友人のブログが終わっても、FF14から遠のくことがあったとしても僕はここで元気にやっている、この世界は続いていると伝えるために…

「ここが灯台になるように」ブログを続けていくと書いたことがある。

FCの仲間たちは正しく僕にとっての灯台で、みんながいるから離れることなくこの世界に居続けることが出来る。

冒険はどこまでだって続いていく03

今年の3月に母がなくなって9カ月が経った。

もういないんだという実感と、もういないことを信じられない気持ちがお互い顔を出し合っている。

大好きなおばあちゃんは2年前に。

おじいちゃんは母が亡くなった10日後に。

それからひと月後にはずっと一緒だったわんこが。

正直こんなにもたくさんの別れを短期間に経験するとは思わなかった。

冒険はどこまでだって続いていく04

マイディーさんともっと話してみたかった。

僕がブログを始めるきっかけになった人で、今でも尊敬するブロガーだ。

このSSは僕がまだブログを始める前のもので、緊張のあまり支離滅裂なことを言っていた気がする。

覚えているのは明日のあるちゃんの晩御飯を考えようのコーナーが始まったことだけ。

そう言えばマイディーさんとのやりとりでひとつだけずっと気になっていることがある。

忙しいことは分かっていながらもどうしても話しかけたくて2度程TELLをして、最終的にはブログの相互リンクをしてもらってからしばらくした頃。

僕はどこかのユーザーイベントに見学にきていた。

その後イベントも解散してみんながまったりとお喋りしている頃にどこからともなくマイディーさんが登場。

多分なにか予定があって来てたんだと思うけど、僕を見つけると視線を送ってゆっくり歩み寄りハグをしてくれた。

ちょっとなにをやられてるか分からなくなった僕は口をポカンと開けたままエモートをする訳でもなく、挨拶をするわけでもなくただただ画面を眺めていた。

ハッと我に返った時にはマイディーさんは駆け出してどこかにいくところだった。

結局挨拶できたのかもさだかではないけど、あの時"僕"だと認識してハグしてくれたのは間違いないだろう。

一体あれは何だったのかはついにその答えを知ることはできなくなってしまった。

ブログ頑張ってくださいね!のエールだと思って大事な思い出として今も心に残っている。

冒険はどこまでだって続いていく05

今年も色々あったな、本当に。

嬉しいことも、悲しいことも。

すごくくじけそうになったこともあるし、今もある。

そんな時はあの世界に飛び込んだ時の帰ってきたという安心感。

大切な仲間との楽しい時間に支えられる。

きっとこれからもそうだし、繋ぎ続けていきたい。

もう会えない人のことを想いながらも、決して歩みを止めることなく。

自分らしく、楽しく、この世界で生き続けよう。



僕たちの旅は終わらない、冒険はどこまでだって続いていく



つづく
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